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礼拝説教要旨2026年5

2026年5月3日

「しかし、わたしたち一人一人に、キリストの賜

物のはかりに従って、恵みが与えられています。」

(エフェソの信徒への手紙4章7節)

 パウロがその晩年にローマで裁判を待つ間、捕らわれの身で書き送った“獄中書簡”の1つがこの手紙です。エフェソでの伝道が実を結び当地にも教会が生まれていましたが、誕生したばかりの教会がキリストの体として成長して行く為に心掛けるべき事は何かが丁寧に教えられています。最も大事な事は教会が1つになってキリストの賜物を捧げ合い、補い合い、助け合ってゆく事だと語られています。その力はキリストの救いの恵みに共に与っている信仰の事実にあって、この1つの恵みに与り続ける事により一人一人に違う形で賜わる賜物が組み合わされ、教会はキリストの体として成長して行くのです。この世には教会以外にこの様な集まりはありません。教会が主の恵みに従って教会となる努力を諦めてしまうなら、世は破滅へと突き進んでしまう事でしょう。教会の責任は重いのです。誇大妄想でも何でもありません。小さくても大きな使命に仕えます。      牧師 桑原睦彦

イースターエッグ

​2026年5月10日

「…ほかの弟子たちは魚のかかった網を引いて、

舟で戻って来た…。」

(ヨハネによる福音書21章8節より)

 主イエスが十字架に死なれ甦られた後、天にお戻りになる迄の40日間、主は度々弟子達の前に姿を現わされ、御自分が確かに死者の中から甦られた事を数多くの証拠を示しつつ明らかにされました(使徒言行録1:3)。このとても貴重な日々の事をヨハネによる福音書は具体的に証し致します。3度目に主がお姿を現わされた時、弟子達は漁の仕事に戻ろうとしていました。しかし漁は不漁で失敗に終わります。その時、岸辺に復活の主がお立ちになり弟子達に網がはち切れんばかりの獲物を取らせ、陸で朝食を用意し彼らをもてなして下さいました。キリストが甦り永遠に生きておられる事が信じられればこそ、キリストを信じる信仰は私達を罪から救い、恵みに満たします。教会は復活の主が生きておられるキリストの体です。その中心には絶えず神の言と聖餐があって、これに信仰をもって与る方々を招き続けています。 (豊橋中部教会での説教)      牧師 桑原睦彦

2026年5月17日

「人々からでもなく、人を通してでもなく、イエ

ス・キリストと、…父である神とによって使徒と

されたパウロ、」

(ガラテヤの信徒への手紙1章1節より)

 パウロはかつて伝道したガラテヤ地方に誕生した教会が“異なる福音”に惑わされ道を迷っている事を知り、この手紙を書き送りました。パウロが去った後、エルサレムからユダヤ人改宗者達がガラテヤ地方を訪れて、パウロが伝えた福音を覆し“割礼を受け律法を守らなければ救いは得られない”と誤りを教えたのでした。生まれたばかりの幼い教会に闘う力も知恵も無く、多くの者が偽りの教えに引きずられてしまいます。ユダヤ主義者らはパウロの使徒性を疑い、従ってその教えは主イエスから受け継いだものでは無いと言ったのです。そこでパウロは、自分は人間の手によらずキリストと父なる神からの召しにより使徒に任ぜられたのであり、人を救うのは律法の行いによらずただキリストを信じる信仰によって与えられる恵みであると告げました。主の恵みこそ救いの力であるのです。            牧師 桑原睦彦

​2026年5月24日

「すると一同は聖霊に満たされ…ほかの国々の言

葉で話し出した。」 (使徒言行録2章4節より)

 今から2千年前にエルサレムで起きた不思議な出来事に基づいて、教会はペンテコステを祝います。それは主イエスが十字架に死なれ甦られてから50日目の事でした。その日はユダヤの五旬祭(小麦の収穫祭)でもあった為世界中から多くのユダヤ人が来ていましたが、大きな物音が聞こえたと共に主の弟子達が一斉に外国語で話し始めたので驚きました。弟子達は聖霊を受け、福音の御言葉を世界の言葉で語り始めたのです。この日以来神はこの地上に教会を建て上げる御業を開始されました。その後2千年を経た今、世界中に信仰者の群れ(教会)が生まれ福音が宣べ伝えられ続けています。聖書の翻訳も、世界の6,600語中5,000語近く訳されているようです。なお世界に多くの深刻な問題があり神の救いが成る事が待ち望まれる中、地上の教会はイエス様を信じる希望を宣べ伝え世界の平和を絶えず祈っています。聖霊の助けを心から祈ります。

           牧師 桑原睦彦

会堂入り口の玄関ホールにはいつも花が飾られています。
2026年5月31日

「キリストは、わたしたちの神であり父である

方の御心に従い、…御自身をわたしたちの罪のた

めに献げてくださったのです。」

   (ガラテヤの信徒への手紙1章4節より)

 パウロはかつて福音を伝道し設立されたガラテヤ地方の諸教会が、異なる福音(異端の教え)に惑わされ信仰を崩しかけていると聞き、急いで手紙を書きました。普通手紙の書き出しは、相手の安否を尋ね思いやり穏やかに書き始めますが、パウロは挨拶もそこそこに急いで本題に入ります。主に在る恵みと平和を祈りつつもすぐさま福音を語り始めます。一刻も早く本物の福音に立ち帰り信仰を取り戻してもらいたかったからでした。冒頭の御言葉はイエス・キリストは私達を悪の世から救い出す為に私達を罪から贖う十字架の死を遂げて下さった事、それは父なる神の御心に従順に従う事により実行された事を告げています。この福音に与ってキリストに救われた者達はこの世の悪と闘い罪を憎みますが、他者・隣人は愛します。その救いを願い福音を伝え執り成し祈り続けます。キリストの愛がその様に促すからです。

  牧師 桑原睦彦


 

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